SOUND & FLOOR

QUEEN BASH 2K5ダンスクラッシュをサポートした大阪のサウンド、
KILLASAN MOVEMENT、PRECIOUS STONE、RIDDIM RIDE、ANSWER [B] CAMP、FIRE DANCE。

当日は人入りが遅かったため、予定より1時間以上遅れてクラッシュがスタート。
写真はクラッシュが始まる前のブースの様子とフロアの様子 。

PRESENTATION
FRUIT OF ISLAND presents FASHON SHOW

抽選にて順番決定！

まずはセレクターが選曲した曲でエントリーダンサー全員よるファッションショー。

クラッシュのテーマでもあるS.E.X.Y.を取り入れたダンスホールの服を着てダンスをしながら出場者全員が自己アピール。
このファッションショーでダンサーが着用した衣裳は すべてFRUIT OF ISLAND (RUFFCUT) の提供。
ヘアメイクはMILKY FACEのATSUKOが担当。

エントリーダンサーのプロフィールはこちら

【 】の中は過去に勝ち取ったタイトル
★はエントリーダンサー達が着用したFRUIT OF ISLANDの衣裳の説明

GLAM（大阪）

WINEY CHINEY（沖縄）【OKINAWA DANCE QUEEN '04】

MIHO fr.BOMBSHELL（広島）【QUEENS CUP 2K5】

YUMICO fr.HELTY BADDY（千葉・東京）【JIGGY JIGGY QUEEN CONTEST'04】

★光沢あるヒョウ柄のギザギザカットのSETUP

★アニマル柄のフリンジ付SETUPとハット

★メタリックパープルのサイケ調な柄のミニスカートSET UP

★黒のビニールSETUPの上にシースルのギザギザカットの星付ワンピ

CHIHARU fr.ITAL（大阪）

MIKA-C（北海道）【HOKKAIDO DANCE CONTEST 04'】

SUGAR-MA（静岡）【YOKOSUKA DANCEHALL QUEEN 04'】

FANATIC（徳島）

★シースルの星付バティライダSETUP

★ピンクのバティライダSETUPに重ねてハンドメイドのデザインカットソー

★全面にゴールドメタルが貼り付いた素材のSETUP

★メタリックピンクの斜めスカートSETUP

AYA fr.BOMBSHELL（広島）【QUEENS CUP 2K5】　

FU-RY（東京）【NEXT BIG THING
DANCEHALL QUEEN '03】

BATTY RIDER（長野）【HOKU-SHIN-ETSU DANCEHALL QUEEN】

愛菜（石川）

★ラメ入ピンクのミニスカートSETUP
スカートの両脇に大きくスリット入

★インナーにシルバーバティライダSETUP。重ねて黒のフリルレースのビスチェとミニスカートSETUP

★ピンクのタイダイ柄のミニスカートSETUP
スカートの両脇に大きくスリット入

★赤のメタリックの星柄のミニスカートSETUP
スカートの両脇にスリット入

LITTLE QUEEN
（大阪）

★ゴールドの柄入バティライダのSETUPの上に黒のアミアミのカットソー

#1 ROUND

この日の司会進行役を務めたのは、大阪のDeeJay、Prof.CHINNEN。

1ラウンドではエントリーダンサー全13人が自分で用意した衣裳に着替え、セレクターによる選曲で一人2分ずつのFREE STYLE DANCE!!!
見る側としての私の個人的な意見ですが、ショータイムよりもフリースタイルの方が断然おもしろいです。

選曲はブランニューとクラシックダンスホールの両方が使われていたので音的も楽しめたし、
PRECIOUS STONEのMCはクラッシュをかき立てるような迫力があり、よかったです。

このラウンドでの審査は、
選曲と合ったダンススタイルかどうか、また衣裳のセンスやレゲエの雰囲気（VIBES）を感じるか、
なども含めてジャッジしました。

フリースタイルはどれだけレゲエを聴き込んでいるかがはっきり出ます。
ここで一気に13人→6人に選抜。

私的に、このラウンドのフリースタイルは大阪のGLAM, 東京のFU-RYが良かったと印象に残ってます。

★は2ラウンド目の自分の衣裳について本人からのコメント

この日の司会進行を務めたProf.CHINNEN。こういった雰囲気でやるのは初めてですとちょっとやりづらそうな雰囲気もありましたが、最後まで会場を盛り上げてくれました。

コメントなし

★衣裳はデニムのセットアップに沖縄の紅型模様の生地をパッチワーク風に張り付けたもの

★衣裳は自分のチーム名を上下にいれて、動きやすいようにスポーティーにしました。大阪のVIPの方から頂いたもので相方と色違い。

★SAMI CLOTHINGのオーダーメイド衣裳。一人でのステージとゆう事で
華やかさを一番に考えて頂きました。

ブルーを主にして自分で衣裳を作りました。色がクールなので羽を使って華やかさを出したのがポイントです。

★衣裳はなるべくシンプルに。アクセサリーもいらない。その分ダンスで魅せる！をモットーにしてましたがコンテストが終わって考え変わりました！笑。衣裳大事ですね。

★衣裳はエメラルドエミランドさんのもの。 白のドレスでうしろの感じも気に入ってます。

コメントなし

★衣裳は大阪のVIPというお店でBOMB SHELLってロゴが入ってる服を売ってたので使わせてもらいました！

★衣装と音源に付いては、その時自分が着たい物を着て、踊りたい音で踊る。それ以外特にはないです。

★衣裳はサミさんにオーダーしました。

コメントなし

★衣裳はすべて手作りでスカートはファスナーで作られてます。

6人選抜！！

13人全員が踊り終わり、まさに6人選抜の発表の瞬間の時。

今回のクラッシュでのジャッジはすべて審査員全員の投票数によって決定。
選ばれた6人のダンサーの名前が一人ずつ読み上げられ、名前が呼ばれたダンサーは再びステージに登場。

ここで2ROUND進出に勝ち残ったダンサーは、写真左から順番に
LITTLE QUEEN(大阪)、GLAM(大阪)、HELTY BADDY YUMICO(千葉・東京)、MIKA-C(北海道)、FANATIC(徳島)、FU-RY(東京)の6人！

#2 ROUND

結果発表の後すぐに2ラウンド開始。
衣裳は1ROUNDのまま、選曲はダンサー自ら用意したチューンでのSHOW TIME!!!

ショータイムは特に選曲、衣裳、ダンスなどから、個々のセンスが出ます。

ここで、ダンサーの音源についてちょっとコメントさせてもらうと、
普段ダンスショーを見ていても感じることなんですが、
なんであまり知られていないマニアックな曲を使うダンサーが多いのかなってこと。
あとはブランニューも積極的に取り入れてほしいですね。
選曲はすごく重要だと思うので、違う曲を使えばいいのにって思うことが屡々（しばしば）あります。

ここで6人→3人に選抜。

私的にこのラウンドは千葉のHELTYBADDY YUMICO、FANATICが良かったと印象に残ってます。

★は2ラウンド目の自分の音源について本人からのコメント

コメントなし

コメントなし

★音源は自分しか選ばない曲，踊れない曲をモットーに。

★地元色を出したかったので、徳島ならではの阿波踊りの曲をサンプリングしたオケを1曲目にしました。後は私の好きな曲でまとめました。

★音源はその時自分が踊りたい音で踊る。

★音源はケンティ＆トミーBのダブ使用。

途中審査発表 & 決勝進出！！

2ラウンドが終わったところで、審査員として参加した私とKIYO (LOVEMILK) が一言ずつコメント。
審査員全員の投票によって決勝進出に残ったダンサー達の名前が発表されます。

ここで決勝進出に勝ち残ったダンサーは、HELTYBADDY YUMICO、FANATIC、LITTLE QUEEN の3人！

私的には、この2ラウンドで6人から3人を選ぶのが一番難しかったです。本当に。
6人とも大差がなかったというのもあったし、各ダンサーのスタイルもそれぞれ違ったので
どこを重点において選んだらいいのか‥すごく迷いました。

ファッションショーの衣裳提供の他に、審査員としても参加した RUFF-CUT crew。
写真はコメントをしているところ。
(写真左：HIRO、右：KAZUMI)

ゲストダンサーと審査員として参加したLOVEMILK KIYO。写真はコメントをしているところ。
(写真左：HIRO、右：KIYO)

決勝進出した3人のダンサー。
写真左からHELTY BADDY YUMICO、FANATIC、LITTLE QUEEN。

GUEST DANCE KIYO from LOVE MILK

ここでゲストダンサー LOVE MILK KIYOによるダンスパフォーマンス。
SEXYさをアピールしつつ、ステップ系やニューダンスも取り入れた聖オリジナルスタイル。
ショーの展開が早いので目が離せません！

私的には、KIYOはニューダンスがかなりうまく踊れる女性ダンサーだと思ってます。
一つ一つのフォームが本当にきれいだし、なんてったって動きがやわらかい！これ重要です。
ぜひ現場でKIYO DANCEを体感してほしい！

今年の7月にはバミューダで開催されたインターナショナル・ダンス コンペティションでも2位を獲得している実力派ダンサー。

この日のKIYOの衣裳は、FRUIT OF ISLANDのものを着用。

#3 ROUND

いよいよ決勝まで残った3人のダンサーが最後に用意した衣裳に着替えて、一斉にステージに上がり3人での FINAL BATTLE!!!

最終ラウンドの選曲はエリーのマイアミベースの「WINE UP ON IT」の早いバージョン。

大阪のLITTLE QUEENと千葉（東京）のHELTY BADDYは勢いよくステージの前まで出て来て、自己アピール的なダンスを展開。
一方FANATICは少し下がったところで、マイペースに自分のスタイルをくずさず、といった印象を受けました。

MCのProf.CHINNENがオーディエンスに誰がよかったかと聞いても反応がいまいち薄いため、
もう一度一人ずつパフォーマンスをした後、最後に3人同時にステージでダンスして、
最終的に 審査員全員の投票数により優勝が決定しました。

★は3ラウンド目の自分の衣裳について本人からのコメント

写真奥がHELTY YUMICO、手前がLITTLE QUEEN

★LITTLE QUEEN→衣裳はすべて手作りです

写真左がHELTY YUMICO、右がFANATIC

★HELTYBADDY YUMICO→衣裳はFRUIT OF ISLANDの迷彩バティライダのSET UPに市販のトップスやピアスでカラフルに、そしてエナメルのキャスケットやブーツでハードさも取り入れてJAMAICAを意識してみました

最終結果発表！！

結果発表に入る前に、審査員のMILKYFACE YUKOとLOVEMILK KIYOからのコメントが入り、
審査員全員の投票の結果がProf.CHINNEN氏に伝えられ、いよいよ結果発表の瞬間！
ちなみに私もステージに立って結果発表を聞くまで、優勝が誰なのか知らされていませんでした。

そしていよいよ結果発表。
QUEEN BASH 2K5のタイトルを勝ち取ったのは‥‥‥
「徳島のFANATIC！！！」

私の手からFANATICへと優勝トロフィが手渡され、ここで賞金200,000円もGET！！
この日のために用意したFRUIT OF ISLANDからの賞品も一緒に手渡されました。

ここでFANATICから喜びの声が一言「信じられません‥」(涙)

最後にセレクターがかけたVOICE MAILのWEDDI TIMEの曲に合わせてダンスを披露。

これにて「QUEEN BASH 2K5ダンスクラッシュ」の幕は閉じました。

クラッシュ終了後

優勝したFANATICから届いたメッセージ

改めてこのEventに出る事が出来てよかったと実感し、様々なスタイルのダンサーが集まった中、
優勝出来たことが正直未だに信じられません。
ダメ出しもカナリありましたが、この1つのチャンスを無駄にしないよう、
ひろさんやきよさん、みなさんからいただいたアドバイスも含め今まで以上に頑張ります。
まだまだ粗削りですが、かずみさんやひろさん、関係者のみなさんにダンスを見てもらえるきかいがあった時に、
上手くなったねと言われるよう、これからよりいっそう頑張ります。
ありがとうございました。

写真左：フロアにて。東京からのエントリーダンサーFU-RYとRUFFCUT HIRO

写真左：当日裏方で精力的に動いていたMILKYFACEとR.GREYを始め、出場したダンサーや応援に来た仲間達、そして参加したみなさんと一緒にショット！！
お疲れさまでした　

QUEEN BASH 2K5 DANCE CLASH
REPORT by R.GREY

この度9/9(fri) Club ItoIで行われた "QUEEN BASH 2K5" (Dance Clash)のリポートをさせてもらいました大阪のR.GREY りえです！
このDance Clashではサポート&審査員としてMILKYFACEと私が参加しました。

まず今回のイベントの主旨ですが、レゲエダンサーってのがものすごく増えた今、
各地方などでのEvent出演やCONTEST等も多くなり、またレゲエダンスというものを少し勘違いでとられたりと…
まぁいいも悪いもかなりメジャー化されています。

私がDanceをやりはじめたころは、まだ日本ではレゲエダンサーが少なく、資料もなく、
JAMAICAのNight RiderやD.H.Qのビデオがお手本で、
歴代D.H.QのSTACIE，KEISHAは憧れのDancerでした。

今は日本人Dancerのビデオもたくさんあって、またSchoolというありがたいものもあります。
でもやっぱり私も含めみんな「JAMAICAのDancerみたいになりたい！」「近づきたい！」という思いがあるのです。

そこで憧れの本場JAMAICA，モベイで毎年行われているCONTESTと似たやり方で
何かできないかなと思い、企画して最終的にこういう形になりました。
ピンでフリースタイル…曲も何掛かるかわからない…という内容です。

今回、北海道沖縄までの各地方で活躍、又はCONTESTでのタイトルをもった13人がエントリーされました。
当日、早くから集まったDancerはみんな緊張と不安な気持ちでいっぱいだったと思います。
大阪に来たこと自体初めての人ばかりで、しかも一人でという…

みんなが集まったところでリハ−サル、ラフカット（Fruit Of Island）の衣装での撮影、
踊る順番を決めるくじびきなどをやってるうちに、少しみんなも打ち解けてきたりして楽しくなってきたかな‥だったのが、
本番前のみんなの表情は意気込みとやってやろう！！という顔に変わってました。

さすがレベルの高いDancerが集まっただけあると思い、
見ている私も緊張してきたり、また進行がうまくいかずと…ドタバタした中１Roundが始まりました。

1Roundはこちらで選曲した曲で１人2分（13→6）
2Roundは自分の持ち曲で３分程度（6→3）
3Roundは３人がステージでガチンコバトル！

決勝の時のJUDGE(ジャッジ)は、1回では決まらず2回目でやっとFANATIC（徳島）の優勝が決まりました。
今回の審査員は、私とMILKY FACE、このDance Clashのスポンサー&衣装協力でもあり、
またこの業界ではお馴染みのラフカットのかずみさん&ヒロさん、
そして最近は海外での活躍を広げ誰もが知っているKIYO (LOVEMILK)！
私の憧れのDancerの1人です。

かずみさん、きよのコメントはホント納得で共感できました！
でもホント誰が優勝してもおかしくないぐらい個性的で、レベルの高いDance Clashでした。

終わってから裏で泣いているみんなを見てもらい泣きしそうで…
以前、自分もCONTESTやClashに出た時のことを思い出しました。
みんな悔しさいっぱいだったと思いますが、最後には「楽しかった！」「出てよかった！」と笑って言っていたのでホッとしました。

私にとっても今回のDance Clashはいい経験と勉強になりました。ホントに…
最後に一言、Crewでも1人でもステージでもフロアでも踊れるDancerが増えればいいなと思います。

（TEXT: R.GREY RIE）

※写真上：左からLADY-K(和歌山)、R.GREY、JUICY-R(東京)
※写真下：左からMILKYFACE HISAKO & YUKO, R.GREY, JUICY-R
(8/13/05 NICE IT NICE@和歌山白浜FOOTPRINT)
写真提供：JUICY-R

QUEEN BASH 2K5　関係者の紹介

【R-GREY】

※写真左：9/23/05 Dancehall Rock Vol.18@Club Unityにて

-PROFILE-
2000年、二人組で結成。その年の年末に東京で開催されたDANCEHALL QUEENで優勝！
大阪を拠点に各地での活動を展開。
2003年からピンで活動。Eventの主催なども手掛ける。
2004年12月よりSchool開校。
今までの主な出演は、JamaicaのSound＆アーティスト来日のEventやバックダンサー、ローライダーショー、PV出演、ビデオ「X-RATED JAPANESE REGGAE DANCERS」などに出演。
2003年からは唯一の男Dancer，SEA CHILDとのコラボもやり始め、最近ではサウンドのSalamander(サラマンダー)とのNew Dance Styleも定着。現在は大阪だけでなく東京や地方でも活躍中！

【MILKYFACE】

※写真中央がYUKO、右がHISAKO、左はR.GREY
(9/9/05 QUEENBASH 2K5にて)

-PROFILE-
97年結成。現在HISAKO,YUKO2人で全国や関西中心に活動(DANCEコンテスト、ファッションショー、STONELOVE、MASSIVE B、BLACKCHIHEYなどの来日DANCEなどに出演)
現在はワイニー中心の自分達のDANCEスタイルを教え伝えたらと思いSCHOOL開講、DANCER関係のイベントの企画などをしています。

あとがき
by RUFFCUT KAZUMI (FRUIT OF ISLAND)

大阪QUEEN BASH 2K5ダンスクラッシュで審査員という重要な役割をやらせてもらい、
最後までステージを見ていて、特に感じたことを書きとめておこうと思います。

今回のクラッシュでは様々なスタイルのダンサー達が日本全国から総勢13名集まりました。

ワイニーやバタフライが主流の90年代スタイルのレゲエダンス、
90年代後半から目立ち始めた激しいアクロバットなスタイルのレゲエダンス、
ヒップホップなどのステップ系やニューダンスを取り入れた現代のスタイルのレゲエダンス、
これらは音もダンスも時代とともに変化していて、現在進行形であるということを
今回のステージを見ていて改めて強く感じました。
そして、それぞれのスタイルを比較した時に、どこを重点的に審査したらいいのか？という点にぶつかりました。

今回優勝した徳島のFANATICは100% 90年代スタイルのダンスだったので、
ブランニューダンスのチューンがかかってもワイニーだったという点が残念でした。
しかし彼女の90年代スタイルは、しっかりと重みのあるベースの音にはまっていたし、
心（レゲエのベース）で踊っているというところに一番レゲエを感じました。

また腰の動きだけでなく、手の動きや表情にも丁寧に気をつかっていたので、
一つ一つのフォームもきれいだったし、
90年代の音を聴きこんでいるなっていうのがFANATICのダンスから伝わってきました。
レゲエダンスの基本がしっかり出来ているといった印象でした。

（写真：FANATIC）

アクロバットなスタイル（三点倒立、開脚などの大技）のダンサーに関しては
今回の審査の目はかなり厳しかったと思います。
（これについてはLOVEMILKの聖も当日マイクでコメントしていました）

今後もレゲエダンスのスタイルはどんどん進化していくと思うし、
これからニューダンスやステップ系はどんどん取り入れられていくと思います。
もちろん基本の90年代スタイル（ワイニーなど）を決して軽視せず、
しっかりと自分のものにした上で、
現在進行形のスタイルを取り入れていくというのが理想的と言えるのかもしれません。
そしてレゲエダンスの基本ともいえる「WINEY(ワイニー)」は
女にしか出来ないレゲエの象徴のダンスと言っても過言ではないと思います。

時々レゲエダンスのショータイムでニューダンスを取り入れたスタイルも見ますが、
実際にダンスをものにしているダンサーはごくわずか。
パラパラのダンスに見えてしまうことも屡々（しばしば）。

ニューダンスは見た目より以外に難しく、ひとつひとつの動きも奥が深いです。
レゲエパラパラと言われないためにも、
ショータイムで使うならもっと練習と研究が必要かと思います。

ちなみにニューダンスはジャマイカでも日本でも
フロアやロードダンスで先頭きって踊ってるダンサーが上手いので参考になります！

最近は男のダンサーもどんどん目立って増えているので、
これからはもっとニューダンスが身近なものになるのではないでしょうか。

写真上は大阪のMADADAN crew達とフロアで！
迷彩のSETUPとキャップを被っているのが私デス。一緒に踊っているのは大阪のマダダンクルー。
（9/23/05 Dancehall Rock Vol.18@Club Unity）

もともとレゲエというのはジャマイカから生まれた音楽です。
まずはジャマイカについて、レゲエについて、少しでもいいから触れてみて、勉強してみて
そこから自分のオリジナルスタイルを見いだし、表現出来る、魅せられるダンサーへと成長していってほしい。
もっともっとレゲエをたくさん聴いて、心（ベース）で感じ、ダンスを表現していってほしい。

そしてジャマイカあってのレゲエであり、レゲエあってのダンスであり、最終的に自分自身であるということを忘れずに、
これからもずっと続けていってほしいと思います。

話は戻り、今回QUEEN BASH 2K5に参加させてもらったことで、
出場したダンサー達同様、私も勉強になったことがいろいろありました。

正直なところ、クラッシュの審査員なんて後味が悪いし、オーディエンスで行くのが一番楽しいと思っていました。
けれど審査員として参加したことによって、自分自身の反省点も含め気がついたこと、考えさせられたこと、
審査員をやってみて初めてわかったことがありました。

初めての経験となった13人ものダンサーのファッションショー。
当日まで準備にかかりっきりで不安だらけでしたが、
気心知れたレゲエの仲間達が最後まで自分を支えてくれていたということを
改めて認識できたことも、私には大きな収穫であり喜びでもありました。

レゲエの仲間達が、みんなと同様に私達 RUFFCUT の周りにもいます。
そしてその繋がりから、若い世代へまで繋がっているということも実感しています。

この場を借りて、大阪ありがとう！と言いたい。
そして私達 RUFFCUT を今まで支えてきてくれたすべての人達、みんな大好きです★

最後にレゲエというすばらしい音楽に出会えたことに感謝の気持ちをこめて

（TEXT: RUFFCUTかずみ）

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