写真1を見る(写真1はDrop DeadをDutty Fridazeで披露するダンサー)
ヘッドトップ(三点倒立)が"スゴ技"の時代は終わってしまった。
今のダンサーはオリンピック並のアクロバティックなダンスをしその中には危険なダンスもある。
危険なダンスと知られている"Dutty Wine"。
それと新しいダンスの"Drop Dead"と"Grievance"。ダンスは危険も伴う物となってきた。
このダンスは"Dutty Wine"を生み出したMontego BayのAttitude
Girlsによって創られた。
しかし"Drop Dead"という名の通りダンサー達は木、家、電柱や人間などに登りダンスをしようとするが中には本当に"Drop Dead"してしまうダンサーもいる。
もうひとつのダンス"Grievance"は男女間の力関係を表して見せるダンスで
男女がケンカのシミュレーションをする動きだ。
男ダンサーが女ダンサーの腹にパンチを食らわせるように見せたり時には
女ダンサーは地面に投げられたり別の男ダンサーに向けて投げられたりする。
Star紙によるとこのダンスはDing Dongとそのクルーによって生み出されたダンスだそうだ。
Star紙はこの"Grievance"についてのコメントをDing Dongより貰おうとしたができなかった。
しかしダンスホールクィーンStacyは"Grievance"について
「あれはダンスというよりトリックのような見世物」
とコメントをしている。Stacyはこのダンスがそんなに危険性の強い物だとは見てないが、ダンサー達はダンスを違う方向へ持って行ってしまっていると語る。
「ダンサー達は自分のリミットを知っているわ。観客はそれをマネして怪我したりするのよ。エンターテイメントの一部だって考えないと。皆が皆やらなくてもいいんだから。」
「もしすごく太ってる女性がDrop Deadをやっているのを見たら彼女は痛いに決まってるじゃない?」
最初に女性ダンサーで高いところに登りエアロビックな動きをしたのはStacy自身だが彼女は「ダンサー達は極端」と話している。
「女の子達は行き過ぎてるわ。男ダンサーに地面に投げつけるよう促したり。
頭割ったのを見たこともあるわよ。皆の注目を浴びたいからやり過ぎるの」
写真2を見る(写真2はBembe Thursdayで鉄のポールに登る女性ダンサー二人)
そして実際にそのダンスを見てやっているダンサーIceは
「女を殴ってコテンパにしちゃうような動きのダンスだ。
もちろん見せかけだけだよ。本当の話、女ダンサーが男ダンサーにやるように
仕掛けてきたんだ。俺は関係ないしこのダンスは好きじゃない。
もっとダンスを激しくやりたいダンスホールウーマン達だけがやるんだ」
「ダンスは激しくなっていってるけど実際に危険な場面を見たことはないな」
とコメントをしている。
ダンスによって命を落とした18歳のTanisha Henry。
Tanishaは去年の10月29日に亡くなり彼女は"School-uniform Party"
での"Dutty Wineコンテスト"に出場の最中に倒れ、病院に運ばれたがその後死亡した。
医者Dr.Paulによるとダンスを見たところ特に危険性はないとし
"Dutty Wine"にだけ関しては、首の回しすぎが危ないと指摘しているが、最近はそれも(Dutty Wine)もやる人が減ってきているし"Drop Dead"に関しては
高いところに登った際、滑るのに気をつけるだけでその他は特に危険性は感じないとコメントをしている。