先日ジャマイカ放送委員会でこの先ラジオ、テレビ、ケーブルなどで全てのDaggeringチューンと放送禁止用語が含まれている曲(ピー音で編集されている曲)の放送を禁止した。
この決定にダンスホールアーティスト達は「放送委員会のDancehall Musicを目の敵きにした嫌がらせ」と話している。
●Nothing better to do(他にやる事がない)
シングジェイMr Vegasからのコメントで彼はチューン「Hot Wuk」の中でDaggerinというフレーズを初めて使ったアーティストだ。
「きっと放送委員会のヤツラは暇なんだな。今ラジオでかかっている50%以上の曲が何らかの形で編集されてる。じゃあこの先ラジオでは一体どんな音楽が流れるっていうんだ?国営のラジオ局でも使って「Love 102」って名前でもつけるかな。」
「彼らがやっていることは創造力を破壊する事だ。例えばR&Bの歌詞で'I'll make love to you like you want me to'って言うのと'Bend Ova'って言うのは同じ意味だ。ただ単に言い方の違いで俺らはそういう風に言うってだけだ。
セックスに関して話すって事がみだらな行為へ発展させるって事では全くないし他にもたくさんのアーティスト達がそれを証明している。それに編集されている部分がすぐに問題に繋がるってワケでもない。時々アーティスト達は自分達の使っている言葉がダンスではかけれるけどラジオには過激すぎるって思うときもあるんだ。だからそれの為の編集なわけだよ」
放送委員会からの決定発表は先日行われこの新たな方針は先週の金曜日から実施されていると話し、この決定はDancehall musicを攻撃しているわけではなく今後更なる規制改革の為の「観察」だと話し今後ソカやカーニバルなどの他ジャンルの音楽への適用についても視野に入れていると話した。
●It's not OK
RDXのRenegadeは公共に相応しくない音楽の放送を禁止する事は悪くないが別ジャンルへの適用も行うべきだ、と話す。
「放送委員会からのDance Hallへの攻撃はセクシャルミュージックってだけで全てのジャンルの音楽を禁止にする事ができないからだと思う。だけど「Daggerinチューン」。このDancehallのスラング。
例えば'I kissed A Girl'は禁止されないだろ。
ヤツラに言わせたらパトワで表現するっていうのが駄目で英語ならOKって言うんだ。これはジャマイカ人がジャマイカ人とジャマイカの音楽に攻撃をしているって事なんだ」
●If dem can play Candy Shop from 50 Cent then you can play Rampin' Shop
(もし50CentのCandy Shopが放送できるならRampin' Shopも放送できる)
アーティストTarrus Rileyはこの決定に賛成だ。
「アーティストは自由に自己表現ができるべき。だけど自由に自己表現をするには自己責任をちゃんと持つべきで世の中には色んな人間がいて色んな音楽がある。そしてアーティスト達は自由に音楽を創る。ただ単にいくつかの音楽は公共向けじゃないって事だよ。だけどもしDancehallがラジオで放送できないっていうならHip Hopだって放送をやめるべき」
