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Buju Banton チャートに乗り続ける

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Buju Bantonのニューアルバム「Before the Dawn」が未だUS TOP10チャートに残っているが
さらにヨーロッパ市場チャートにもくい込んでいる。

これはレゲエアーティストが留置所の中にいても
金を稼いでいるということを示している。

米国内のiTunes Reggaeアルバムチャートでは9月に2位を獲得したが8位まで下がり
先週のAmazon Reggaeベストセラーでは9位。

またオランダのiTune Reggaeアルバムチャートでは今週7位にチャートインしている。

通常これらのチャートはBob MarleyやSean PaulやGyptian、
その他、外国のレゲエグループに支配されているので
このようにBujuがオンラインでチャートに現れるのはめずらしいことである。

デジタルの売上高は世界的な音楽の売上高の3分の1を占めていて、
Appleが所有するiTuneは、ビルボードによる世界的なデジタルの売上高の70%を占める
主要なオンラインミュージックストアである。

レポートによると、Buju Bantonは監禁中にもかかわらず
そのアルバムの制作にかなり打ち込んでいたそうだ。

彼はエンジニアと電話でやりとりしながらかなり精を出していて
彼自身がトラックを選び、パッケージングも概念化したそうだ。

そのアルバムには彼が過去10ヶ月の間在住した
フロリダのクリアウォーターにあるPinellas州の拘置所の中で書いた特別なメモも入っている。

「Before The Down」は9月の最後の週に北アメリカと日本でリリースされ、10月にヨーロッパでリリースされた。

インターナショナルミュージシャンによる9枚目のスタジオ収録アルバムとなる「Before The Dawn」は、
Bujuがミュージックビジネスへ進出してから20年以上の間、
彼によって書かれた最もパワフルな曲を数曲含む全10トラックが収録されている。

レコーディングはジャマイカのキングストンにあるBuju所有のGargamel Music Studioで行われた。

アルバム「Before The Dawn」の中には、伝統的なルーツレゲエサウンドのトラックを使った"Do Good"、
少々古典的なロックのチューン"No Smoking At All"、
そしてディープレゲエの"Battered & Bruised"が収録されているそうだ。

Bujuのハンドラーが名付けたトラック"Innocent"について
この曲はアルバムの非公式のアンセムソングであり
非常に個人的な心の琴線に触れた曲だと主張し、
長年のBujuのファンはこの曲に深く共鳴してくれると信じている。

Gargamel Musicの記述によると
5キログラムのコカインを所有、密売に共謀したという容疑で
昨年の12月からフロリダで拘置されているアーティスト(Buju Banton)が
そこでの経験を要約したアルバムであるということだ。

Gargamel Musicは、Buju本人からの言葉を伝えた。

「このアルバムの中のすべての曲は、この現在の状況の中で俺自身が書いたものだ。
たった今俺が心の奥で何を考えているのか(行っているのか)を歌っている‥

やつらは俺の肉体をロックすることは出来ても、決してRastaの精神をロックすることは出来ないんだ」

(Text by Kazumi fr Ruff-Cut)



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