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2003 International Dancehall Queen 開催

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2003年8月2日にSt.JamesのMontego Bayにある恒例のPier 1で開催された
Brian 'Big Head' Martin主催の「International Dancehall Queen Contest '2003」。

今年で7回めの開催となる。

今ではCANADAのTrontoとMontrealなどの他国でも開催されるほど急激に成長した。

昨年は初の日本人Dancehall Queen Junkoが優勝したこともあってなのか
今年からはコンテストのタイトル名に "International "が加わった。

出場者もBahamas, Canada, The United State(U.S.)など他国のダンサーも参加して
本場のジャマイカンダンサー達を相手にダンスを競い合うというコンセプトもあって付けたらしい。

日本人ダンサーの出場者もいるという記事を以前に見たがビデオでは確認できなかった。

2003DHQ優勝者には賞金JA$70000, 準優勝者にはJA$40000, そして3位にはJA$30000が贈られる。

このイベントの主催者であるBIG HEAD氏はインタビューの記事で
「このコンテストに出場しているダンサーは本当のGO GO DANCERという誤解があるようだが、
実際はDANCEHALL独特のファッションセンスとダンスの才能を持ったダンサー達」
と主張している。

出場するダンサーは、オリジナリティやクリエイティブや柔軟さなどの面からジャッヂされる。

2003年のゲストアーチストはXsytement Gang、ダンサーは2002Queen Junko、そして1998Queen Keisha。

Keisha率いるGUNZ & ROSEZ crewの2003年のステージは黒とピンクの衣裳で盛装し
Slam Condomsのモデリングパフォーマンスを披露。

他にもHARDCOPY GIRLSによる恒例の水着のFASHION SHOWもある。

この日のゲスト審査員のClyde McKenzie (SHOCKING VIBES RECORD REBELのディレクター)はインタビューの中で語っている。

「ジャマイカの経済発展のために、 我々のカルチャー(DANCEHALL REGGAE)を売ることは最高のチャンスになるかもしれないが、
それを水で薄めてアメリカで売れたとしても、それを成功したとはいえないだろう」

「かつてSHABBA RANKSがグラミー受賞した当時、
アーチストは大手レコード会社からいろいろ強要される事も多かった。
もちろんそれはU.Sで成功するための“強要”なのだが
それでは本来のダンスホールミュージックを水で薄めてしまうようなものだ。
本当のダンスホールは伝わってないことになる。

これじゃDANCEHALLの将来性はないって
これ以上同じやり方を続けていくのはやめて、他のマーケットへと目を向けた。

そして今、やっと真の実力でヒットした曲が
U.S.のラジオでも主流でON AIRされる時代が来た。

「“2003 Dancehall Queen Contest”も“インターナショナル”へと変わり
外国からの挑戦者も参加するようになった理由に、DANCEHALLのビジュアル的な要素がある。

"PONYTAIL"を見れば、彼女のビジュアル的に優れたセンスのダンスがいかに影響を与えているか分かるだろう。
(※PONYTAILとはSEAN PAULの"Gimmi The Light"のVideoの中で踊っている ダンサー“ポニーテイル”のこと)

「"BIG HEAD"のようなプロモーターを支持してくれるサポーター達が我々には必要だ。
なぜならDANCEHALLはジャマイカのカルチャーだけど
いまだ下部の組織をコントロールして上部だけが大儲けをしている仕組みだからだ。

ShaggyやSean Paulがいくら大ヒットを飛ばしても
ほんの一握りの利益しかジャマイカに戻ってこない。

メディアという組織こそ我々がコントロールすべきものなのだ。

なぜなら“これはしちゃいけない”とか“あれは駄目”とか指示するメディアなんて必要ないからさ。

もしBETと同じようなプロジェクトを我々自身でやれるとしたら、
世界のトップの座につくのは間違いない。

(翻訳&文:Lady-K)

※2003 INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTESTのビデオ入荷しました。
お問い合わせいただいた方、お待たせしました!
楽しんでください。

2003 INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTESTのDVDはこちらで購入できます

次号は2003 DANCEHALL QUEEN "MAD MICHELL"についてを掲載する予定ですので、こちらもお楽しみに!

それでは皆様、よいお年を★

12.30.2003

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