はじめに・・・
2004年7月31日の土曜日の夜にジャマイカのモンティゴベイにある"PIER ONE"にて、第8回目の「INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTEST」が開催されました。
このコンテストに、私が長年付き合いをさせてもらってる日本のトップダンサーの LOVE MILKの"KIYO"が急遽出場することに決まり、私自身にとっても特別な年となりました。
INTERNATINAL DANCEHALL QUEEN CONTEST 2K4
そもそもKIYOがなぜ今年の「INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTEST」に出場することになったかというと、
このコンテストが開催される1週間前に、NEW YORKのAMAZURAで開催された「MISS U.S.A. DANCEHALL QUEEN CONTEST」で"2位を獲得したことで
ジャマイカのD.H.Q.CONTESTのプロモーター "BIG HEAD"氏から出場のオファーがきたというのが経緯。
結局、2004 N.Y.QUEENの"AYANNA ARMSBY(通称:YANNI)" と
2位のKIYOがジャマイカのD.H.Q CONTESTに出場するためモベイ入りすることとなりました。
★KIYO@2004 INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTEST
(写真提供:KIYO)
「2004 INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTEST」の出場者は全部で27人。
出場者のほとんどはモベイ、キングストン出身のダンサーだったが、
今年はアメリカのニューヨーク州、フロリダ州、ジョージア州、スウェーデン、
日本、カナダ、ベリーズ(中央アメリカの国)、トリニダードなど各国の代表ダンサー達が出場。
更にレベルの高い「INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTEST」となったようです。
さてここからは ジャマイカのニュース記事と"KIYO"本人のコメントも交えながら、コンテストの内容を簡単に紹介したいと思います。
まず最初の予選ラウンドで27人の出場者全員が40秒間でダンスアピールして1ラウンド目が始まります。
この27人から15人、10人へと絞られ、最終的に5人が残り、ベスト3が選ばれます。
1ラウンド目は出場者全員が同じチューンで踊り、2・3ラウンド目は自分の好きな曲でダンスを競います。
2ラウンド目では、ちょっとしたハプニングもあったようで、
KIYOが指定していたチューンと違うマイアミベースのエリの曲(GAL)が突然かかってしまったようだが、ここは無難に踊れたようです。
★KIYO@2004 INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTEST
(写真提供:KIYO)
3ラウンド目では、勝ち残った10人の挑戦者全員にコンテストの進行役 "JERRY D"からの質問タイムがあります。
ここで答えた挑戦者達の会場の反応もコンテストの点数に加わります。
今回、会場のサポーター達から最も大きな喝采を浴びたのは、今年のQUEENとなった"LATESHA BROWN" (ラティシャ・ブラウン)。
「もしあなたがこの世でたった一人にだけ全能を与えることが出来るとしたら誰を選びますか?」というような問いに対して、
聖教徒であるLATESHAは「ジーザス」と答え、会場をBOSSさせたようです。
ちなみにここでの"KIYO"への質問と返答の内容は?というと‥
JERRY D: 「もしあなたに選択件があるのなら彼氏とDHQどっち取りますか?」
KIYO: 「いや、彼氏はいません!」(笑)
KIYO: 「私は英語が喋れないけど、ダンスが好きだから今ここにいるのよ!」
この返答に会場から「THAT'S RIGHT!!」という声があがったよう。
そして4ラウンド目は勝ち残った5人のダンサー達が競い合い、BEST 3が選ばれます。
このラウンドで "KIYO"は審査員席に座っていた"NIKKI OUCH"の椅子を借りてダンスをパフォーマンスしようとしたところ、"NIKKI"に「NO!!」と断られてしまい
一瞬ダンスするのを中断して、会場からブーイングを受けるというハプニングも起きたとか!?
結果報告
最終的に「第8回 INTERNATINAL DANCEHALL QUEEN CONTEST 2K4」の優勝トロフィと賞金$100000を獲得したのは18才のST. CATHERINEの PORTMORE出身"LATESHA BROWN"
2位のトロフィと賞金$50,000を獲得したのはCANADAの"MOMO ONIDA"
3位のトロフィと賞金$30,000を獲得したのは日本の"KIYO AKIBA"
★KIYO@2004 INTERNATIONAL DANCEHALL QUEEN CONTEST
(写真提供:KIYO)
そして、この日のベストドレッサー賞を獲得したのはNEW YORK出身の"AYANNA ARMSBY"(通称 YANNI)
彼女は先にも書いたとおり、NEW YORKで行われた「MISS U.S.A. DANCEHALL QUEEN CONTEST」で1位を獲得しているダンサー。
今回KIYOと一緒にJAのDHQ CONTESTに出場したことがきっかけで二人の間に友情関係が芽生えた。
KIYO いわく「"YANNI"は海外での私の相方」
2004 DANCEHALL QUEEN "LATESHA"
今年の「INTERNATINAL DANCEHALL QUEEN CONTEST 2K4」で見事 DANCEHALL QUEENを獲得した18才の "LATESHA BROWN" は昨年のDANCEHALL QUEEN " MICHAEL MCKOY"(通称 MAD MICHAEL)の手によって王冠を飾った。
LATESHAは「本当に嬉しい!」と喜びの気持ちを伝えた後、
「この王冠なくては家には帰れなかったわ。だってママに結果報告して今日のビデオを見せたかったから」
このコンテストで優勝するためには、X-RATEDなダンスをしなければいけないと思っていた
と語るLATESHAのダンスは、それは間違っているということを証明した。
彼女のダンスに関していうならば、
皆が期待しているような"X-RATED"なダンスは抜きで優勝したのだ。
そして今年の審査員の顔ぶれは UWIの" CAROLYN COOPER"(審査員長)やアメリカのトップモデル"Camile McDonald"などが参加し、最後に 審査員全員が"LATESHA"に手を上げた。
この日のコンテストについて、審査員長のCOOPER氏は
「今夜のイベントはすばらしかった。この事は明らかに私達のルーツ&カルチャーであり、
アフリカから伝わっているものであるのは明らかである」 と語っている。
この日のゲストダンサーは"2002 DHQ JUNKO"と"2003 DHQ MAD MICHEAL"!!
★2004 DANCEHALL QUEEN "LATESHA BROWN"
(写真提供:JAMAICA OBSERVER)
聖☆インタビュー
そんな中、日本に帰国間際のBROOKLYN滞在中のKIYOにインタビュー!
Q1: 初のJA DHQ CONTESTに出場して3位を獲得した瞬間の気持ちって?
KIYO : 、、、3位かぁ、、、て感じです。笑
でも安心したって気持ちもありました。入賞出来て良かった。かなぁ。。
Q2: 今回出場してよかったと思うこと、また後悔していることってある?
KIYO : 後悔はないです。
いろいろ勉強になったし反省点も見えたし。
でもコンテスト目的でこっちに来た訳じゃなくてガイダンスっていうか流れでこういう形になったのでそれが素晴しいし、出て良かったと思う。
海外の友達が出来たのが何より嬉しい!
NYの1位のyanniがいなかったらこんな気持ちになんなかったかも。。
彼女のgood vibesをもらいました♪
Q3: 今後の意気込みがあれば是非聞かせて!
KIYO : たった3ヵ月の海外生活で自分のアピールが出来て良かったです。
自分の夢があるのでそれに1歩近づいたので、
海外からオファーが来る限りいろいろ動きたいと思います。
でもまぁ、風任せで。。ガイダンスって感じで。。
KIYO in L.A.
7月4日にL.A.で行われた MIGHTY CROWNのダンス"GRAND OPENNING INDEPENDENCE DAY BASH"の模様です。
このためにN.Y.からL.A.に飛んだという聖がせっかく画像を送ってくれたので!
ここでも聖は地元のSISTERとDANCE CLASHになったとか?
★KIYO@GRAND OPENNING INDEPENDENCE DAY BASH
(写真提供:KIYO)
「こっち(海外)に来てからクラッシュばっか やってる気が。。。」(KIYO)
あとがき
BROOKLYNに滞在中の聖の電話で、NYでのダンスコンテストの結果報告と一緒に今年JAMAICAで開催される「D.H.Q. CONTEST」への出場の話を聞いた時から、私の興奮はどんどん高まってしまい、それはコンテストが終了し結果報告が届くまでの間ずっと止まず。。。
同じような気持ちだった人達、たくさんいると思います。
とにかく3位入賞おめでとう!
いや、来年リベンジ??。。。
何よりも今回の海外での経験がきっと聖ちゃんの夢への大きなステップだと思うしこれからの活躍を何より楽しみにしてます。
まずは今年のコンテストのビデオが見たい!ってのが正直なところです。
そして最後に‥
聖の通訳として、現地まで同行し最後までサポートしたNEW YORK在住の日本人サウンド"KING JAM"のピッカルさんお疲れ様!
そしてキングストンから速報を送ってくれたトモコさん、
日本で聖を応援していたすべてのサポーターの方達に最大の感謝を。
RESPECT.
(TRANSLATED & TEXT BY Lady-K)
(写真・情報提供:JAMAICA OBSERVER, KIYO)